十勝ワインは1963(昭和38)年6月19日に誕生。そして、満57歳を迎える2020年6月20日に、リニューアルオープン!皆さまのご来場お待ちしております。

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【産業とエシカルを考えるコンセプトブランド】

『ワイン城で取り扱っている事業者さんを紹介しより多くの方に知ってもらおう企画』
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第2回目の今回は
十勝にまつわるデザインや素材で商品を展開
産業とエシカルを考えるコンセプトブランド
『ホワイトバーチ×イケダ』さんです。
今回お話を伺ったのは代表を務める真浦さんと
工房ameiro代表の嶋中さんです。

◇ホワイトバーチ×イケダとはどのようなブランドなのでしょうか?
~北海道帯広にあるデザイン会社のプロダクトブランド『moritoki』と
 同じく北海道帯広にある白樺細工のプロダクトブランド『工房ameiro』が
 2020年7月に『池田町の白樺や樹木を使った新しいブランド』として立ち上げました。

◇どのような理由で『ホワイトバーチ×イケダ』は発足したのでしょうか?
~十勝家田町には間伐された白樺の多くがチップや森に残され、
 池田町産業振興課林務係でも長年問題視されていました。
 そんな白樺をものづくりで新たな製品に生まれ変わらせ、
 1本も余すことなく使い尽くすことで白樺の魅力やポテンシャルを
 広く普及させたいという想いから、
 ホワイトバーチ×イケダは始まりました。

◇お二人とも帯広で活動されていますが、なぜ池田町の『樹木』に目を付けたのでしょうか?

(工房ameiro 代表 嶋中さん)
嶋中さん~約6年前から十勝各地で間伐された白樺の素材を活用し、
     白樺細工や木工品を制作していましたが、
     毎年素材をスムーズに採取することができていませんでした。
     昨年から池田町産業振興課林務係の担当者さんや山主さんのご協力もあり、
     白樺を中心とした素材の安定した供給が実現し、
     池田町産の白樺などの樹木の良さを広げたいという想いが芽生えました。
     町有林も昨年からレンタルし、白樺などの植樹や素材採取も継続させていただいています。


(ホワイトバーチ×イケダ 代表 真浦さん)
真浦さん~自社ブランドを8年前から運営していましたが、
     売れ残りは全て『ごみ』になってしまいます。
     結果として『ごみ』を作っている事業に疑問を持ち始めたタイミングで
     嶋中さんより池田町の山林で残される樹木の話を聞き、
     今までやってきたブランドのノウハウや販路出ウッドロス問題に
     少しでも貢献したいと思いました。
     今まで自分がやってきたことへのちょっとした贖罪の気持ちもあります。

◇先ほど『間伐された白樺の多くがチップや森に残され…』とおっしゃっていましたが、
 チップとはどのようなものなのでしょうか?
~間伐され利用される白樺の多くは町内で『チップ状』に加工され、
 製紙用として町外へ販売されています。
 チップだけでの利用方法では使い切ることができず、
 森に残されてしまうため、ホワイトバーチ×イケダでは様々な利用方法や
 製品化を日々思考錯誤しながら取り組んでいます。

◇ホワイトバーチ×イケダのこだわりポイントを教えてください!
~大きく3つポイントがあるのですが、
 1つ目、ブランド名にも『イケダ』を冠しているように、池田町の樹木しか使いません。
 2つ目、商品にするために木を切るのではなく、森の保全のために間伐の必要があって
 切られた樹木を使用しています。またいただいた命を余すことなく使うために、
 樹皮や木材だけでなく『葉や枝』も商品化しています。
 3つ目、第一次産業の『林業』、第二次産業の『制作』、第三次産業の『販売』
 この3者で成り立っていると考えています。それぞれのプロが結託してやることで、
 自分だけではできないことの可能性を見据えて活動をしています。
 この3つが大きなこだわりポイントですね。

◇樹木の葉や枝はどのような商品になるのでしょうか?
~葉っぱは煮出すととても鮮やかな黄色の染料になりますので、
 ホワイトバーチ×イケダでは池田町の羊毛を染めて毛糸にして販売しています。
 小枝はそのままの形でピアスやイヤリング、マグネットになります。

(白樺の葉で染めた毛糸)

◇これまでに受賞歴などはありますか?
~2021年ウッドデザイン賞にエントリーしました。第一次審査を通過し
 無事『ソーシャルメディア部門・コミュニケーション部門』にて受賞しました!

(ウッドデザイン賞 受賞の記念撮影※撮影時のみマスクを外しています)

◇ワイン城以外でも商品を買うことはできますか?
~ワイン城以外では帯広にある『藤丸』さん、『眞鍋庭園』さんでお買い求めいただけます。
 あとはmoritokiのオンラインショップからも購入できます。

◇それでは最後に池田町への想いと今後について教えてください!
~十勝でもワインの産地として有名な池田町ですが、様々な樹木が群生している
 広大な山林も池田町の魅力だと考えています。
 今後も十勝池田町の町有林や私有地の森で発生する【行き場のない樹木】を
 率先して仕入れ、地域の資源の有効活用と林業関係者との間に
 新たな流通を広げていくと同時に池田町の樹木を製品に変え、
 その魅力を全国へ伝えていきたいと考えています。

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今話題の『SDGs.』にも関係するお話を伺うことができました!
必要があって間伐された樹木を無駄にせず、おしゃれな雑貨やアクセサリーに
変身させてしまう素敵なブランド!
ご自身のご褒美や大切な方へのプレゼントにも喜ばれそうですね♪
ご興味のある方はぜひワイン城1階ショッピングフロアで見てみてくださいね!

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ホワイトバーチ×イケダ
所在地 :〒080-0023
     帯広市西13条南17丁目4-10 ロゼデルフィンRG
代表者名:真浦 綾子
メールアドレス:design@m-design-labo.com
moritoki WEB SHOP
URL⇒https://moritoki.theshop.jp/
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いけだワイン城

〒083-0002 北海道中川郡池田町字清見83-4
TEL / 015-578-7850

営業時間 / 9:00 - 17:00

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