十勝ワインは1963(昭和38)年6月19日に誕生。そして、満57歳を迎える2020年6月20日に、リニューアルオープン!皆さまのご来場お待ちしております。

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【農業、商業などフィールドが異なる同世代7人】

『ワイン城で取り扱っている事業者さんを紹介し
 より多くの方に知ってもらおう企画』

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第11回目は
農業、商業などフィールドの異なる同世代7人が集い
立ち上げた『十勝いけだ屋』
代表の細川さんにお話を伺いました。

▣十勝いけだ屋の歴史を教えてください!
~2017年11月に会社設立の決心をし、翌2018年2月には
 会社tpして設立しました。
 NPO法人や協議会ではなく、しっかり利益を生んで本気で
 周囲を巻き込んでいくために『株式会社』としました。

▣なぜ設立したのでしょうか?
~私(細川代表)の地元へのUターンを機に、次第に池田町の課題に気づくことがありました。
 「じゃあ、やるべや」と立ち上がったのが『IKEDAノムリエ研究会』
 という勝手に地元の未来を創造する異業種交流会グループでした。
 このIKEDAノムリエ研究会は当時20~30代が20名ほど集まり
 元町長の丸谷金保さんを招いてワインの歴史を勉強するなど交流を促進しました。
 十勝いけだ屋のメンバーのうち、寿楽の息子を経営する「田中健二」が会長を務め
 吉田農場の「吉田岳大」、私も参加しました。
 1年目は『十勝ワインバイザー試験』に10名が挑戦し、全員合格。
 2年目は田中がソムリエに合格してさらに箔を付けました。
 参加者も次第に増え、コミュニティとしてはまとまりましたが
 次第に「飲み会をして終わる」ようになってしまいました。
 そのため次なる手を打つ必要があり悩んでいたところ
 新潟県の『雪室』に出会いました。
 雪を活かし、雪と生きるプロジェクトを知りあるアイディアが浮かびました。
 『池田町の素材を寝かせて熟成させることで旨味が増すのではないか』
 ちょうどメンバーの「松浦友見」はじゃがいもの熟成に手を出していたし
 吉田の山わさび、「林雅嵩」のにんにくにも可能性がありました。
 頭脳派の「美濃志拓」が作る玉ねぎも良いし、神の舌を持つ料理人・田中
 センスを活かして自らカフェを営む「赤松好子」…
 といったように十勝いけだ屋の構想が出来上がりました。

▣異業種のメンバーが集まったのはなぜでしょうか?
~地域に活力をもたらしたいと覚悟を決めた農商工のメンバーが共同し
 一体となることで単独で行うことの限界を超越し
 お互いの力と強みを生かした新たなモノを生み出す。
 同業者が集まるよりも、異業種が集まることでさらに新たな常識を生み
 地域差別化を図ることができるからですね。

▣事業所としての目標はありますか?
~『地域に活力をもたらす』をテーマに十勝いけだ屋のブランドを構築。
 人とモノを繋ぐ、雇用の創出・起業促進・地域産業の活性化を目指しています。
 『地元の若い世代の未来の雇用』『次世代の企業の促進』がビジョンで
 地元の定住人口化が目標です。
 そして、将来的に池田町に住みたい、働きたいと思える環境づくり
 池田のこと、モノをもっとかっこよく伝えていきたいと思っています。

▣現在はどのような取り組みを行っていますか?
~企業理念が『作り手よし、地域よし、後世よし』なのですが
 【後世】という言葉がキーワードです。
 最大人口約18,000人だった池田町が2021年3月末時点で6,400人となってしまいました。
 少子高齢化と人口減少、二つの重い課題が地域にのしかかっています。
 その課題がある中【後世】に地域を維持発展させて残していくため
 事業に挑戦しています。
 具体的には特産品販売で【後世】に人と交流することで地域特産物を用いて稼ぎ
 池田町を残すための取り組み。
 地域で稼いで【後世】に池田町が残れば景観が維持されることとなります。
 そして1週間に1回自分のやりたいこと、やってみたいことを付箋に書き出しています。
 1ヶ月に1回会議をしているので、1人4枚のやりたいことが出てきます。
 それをメンバー全員で共有し、あれやってみよう、これはいつやってみる?と
 地元に活力をもたらすことのできる企画を常に考え、取り組んでいます。

▣今後はどのような取り組みに力を入れる予定ですか?
~十勝いけだ屋には柱となる事業が3つあります。
 1つ目が特産品販売。『地域特産物』を活用して人の交流を図ります。
 例えば熟成セット、お菓子セット、野菜セット、熟成コロッケなどですね。
 ふるさと納税の返礼品やJAL機内食での熟成いもの導入などにさらに力を入れたいです。
 2つ目はイベント事業。『景観』と『地域特産物』を活用し人の交流を図ります。
 「十勝いけだ屋市」というイベントを定期的に開催しています。
 メンバーがお店を出したり、アイヌ民族団体協力のもと、サロルンリムセ舞踊を
 披露していただいたりします。地元の人が集まり、にぎやかなイベントを開催したいですね。
 キッチンカーを呼んだり、野菜の直売をしたり…人とモノを繋ぐイベントに力を入れたいです。
 最後3つ目は『その他事業』会議やワークショップの開催、池田的資本を生かす
 『いけだ屋Lab』の創造などを考えています。
 十勝いけだ屋が中間地点になり、高校生や若い世代のやりたいことを叶えるため
 監修してくれるセカンドライフ層の方を紹介するなど
 私たちだからできることをやっていくという気持ちです。

▣池田町への想いを教えてください!
~豊かな自然環境、地理的優位性があるにもかかわらず
 高齢化が進み、世代間交流も失われつつある今、若い発想力と豊かな経験を繋ぎ
 これからを担う新しい地域力を創造する必要があると考えています。

▣それでは最後に一言お願いします!
~十勝池田町に活力がみなぎり、次世代が豊かになるための土台を作るのが
 私たち『十勝いけだ屋』の役割です。
 農業、商業などフィールドが異なる同世代7人が集い
 立ち上がり池田だからできる、私たちだからできる。
 地域の若い世代が池田を誇りに思い、豊かさを感じられるように働きかけます!

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同世代7人が集まってできた『十勝いけだ屋』
活躍するフィールドは違うけれど、池田町をより良い街にしたいという気持ちは
皆さん一緒のようです!
時期により商品は変わりますが、十勝いけだ屋さんの商品を
ワイン城1階ショッピングエリアにて販売していますので
チェックしてみてくださいね!

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株式会社十勝いけだ屋
所在地 :〒083-0031
     池田町利別西町23-27
代表者名:細川 征史
電話番号:015-572-2323
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いけだワイン城

〒083-0002 北海道中川郡池田町字清見83-4
TEL / 015-578-7850

営業時間 / 9:00 - 17:00

お問い合わせ

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