より多くの方に知ってもらおう企画』
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池田町・十勝に生息する「エゾシカ」を使用した
加工食品やペットフードを製造する
エゾの杜株式会社の三坂代表にお話を伺いました。
▣まずはエゾの杜について教えてください
~エゾの杜株式会社は2016年創業です。
2016年に『池田町エゾシカなど解体加工処理施設』を設置し
2017年には北海道自主衛生管理に適している
『エゾシカ肉処理施設認証(認証第013号)』を取得して
安心・安全なシカ肉をお届けしています。
創業当初はブロック肉の卸売りがメインでしたが
2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により
売上が減少してしまい、そのタイミングで加工事業を立ち上げました。
現在はブロック肉販売・加工品販売・ドッグフード販売の
3本の事業を行っています。
▣なぜエゾシカ肉に注目したのでしょうか?
~私自身がハンターとして30年以上活動しており
狩猟の現場を目の当たりにしてきました。
実は捕獲されたシカ肉の約9割は破棄されてしまい
ハンターも狩猟するメリットがなくってきていました。
そんな現状を解決するべく創業したのが『エゾの杜株式会社』なんです。
▣十勝のエゾシカにはどのような特徴があるのでしょうか?
~『十勝の作物が育んだ天然素材の極上肉』と言われるほど
十勝の作物を食べて育ったエゾシカは栄養価も高く
脂身の甘さ、臭みの少なさが特徴です。
十勝の大平原を駆けるシカの肉質は弾力があり、肉々しい食べ応えです。
▣商品を製造するにあたってのこだわりを教えてください
~ベテランハンターとの協力体制で、適所に撃ち込み捕獲されたシカのみを
迅速に処理し、2時間以内に工場に持ち込みます。
そこから捕獲したシカを私が厳選し、選ばれたシカのみを食肉としてお届けいたします。
食肉として使用できないシカ肉はドッグフード用にするなど
命を捨てることのないようにしています。
▣これまでに商品が雑誌などに掲載されたことはありますか?
~食の「ふ~ん」を集めるメディア FOOON様
2021年12月 日経ビジネス様
に掲載していただきました。
▣エゾの杜が考える池田町への想いを教えてください
~池田町はワインの町として知名度がありますが、ワインは食中酒。
つまり食とセットになっているものです。
ワインと一緒に楽しめるものを作りだしていくことで
もっと町が良くなると考えています。
ブランディングされた『いけだ牛』『黒豚』『アイス』など良い商品はあるのに
ワインとイコールになっていないという点は町にとって良くないと私は考えます。
ワインや町の産業物をもっと様々な人に、色々な方法で知っていただく。
そのために町と企業が一体となれるよう
少しずつ商品開発などを進めていけたらと思います。
▣それでは最後に今後について教えてください!
~エゾシカをハンターが捕獲することで農家が喜ぶ。(作物被害の減少)
捕獲したシカをエゾの杜が買い取ることでハンターが喜ぶ。(所得の向上)
この良い循環を促せる会社にしたいと思っています。
事業をやる中で、周りの協力もあり十勝のシカ肉の価値を知ることができ
『十勝エゾ鹿』というブランドを展開することで
シカ肉だけでなく"十勝"という場所の価値を高めていけたらと思っています。
まずは『十勝エゾ鹿』のブランド定着、ゆくゆくは『エゾの杜』という
名前の由来でもあるように
北海道・十勝の一次産業を支える事業を行っていきたいと考えています。
シカ肉と聞くとクセがありそう…と想像される方も多いかもしれません
ですが!エゾの杜さんが製造するエゾシカ肉は臭みがほとんどありません!
栄養価も高く、低カロリーなので一度食べてみていただきたいなと思います。
お手軽に食べられるレトルト商品もありますので
ぜひお試しください!
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エゾの杜株式会社
所在地 :〒083-0090
池田町大通4丁目14
代表者名:三坂 一茂
電話番号:015-578-7870
E-mail :ezonomori@ba.wakwak.com
ホームページ:https://www.ezonomori.net/
instagramアカウント:@tokachi.ezoshika
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